◆とうとう中共系メディアがフックだ万歳に力を入れ始めたな。あの基地外反日紙『環球時報』までがヨイショしてるんだから笑いが止まらない。……て自民党の総裁選に介入しようとしているんだからまず怒らなきゃいけないんだが、どうも遅れて出てきた5月病なのか新緑の季節の珍事にこちらはあんぐりだ。ところがフックだはそれに勢いを得たのか小泉首相靖国参拝を批判し始めた。どうやら「従来型日中関係土下座外交」をお好みなのかな。少なくとも靖国問題を「内政干渉」とハネつけるつもりはないらしい。それどころか恰好の外圧とばかりに利用しようという下心があるのかも。
http://hk.news.yahoo.com/060528/12/1o8gr.html
http://hk.news.yahoo.com/060528/3/1o8gx.html
http://news.xinhuanet.com/world/2006-05/28/content_4611106.htm
http://news.xinhuanet.com/world/2006-05/28/content_4610191.htm


◆日本在住の中国人学者が「東アジア調和社会国際シンポジウム」なるものを開催。
http://news.xinhuanet.com/newscenter/2006-05/28/content_4613070.htm
頼むから調和社会なんて糞な標語はお前らの国の中に留めておいてくれ。民度が違うのだよ民度が。……ま、ありていにいえば今後の対日宣伝活動に関する打ち合わせというか作戦通達でしょ。まあ王毅が黒幕なら逆に今後の展開にワクテカな訳だが……。一応日本の内核特命担当大臣と下朝鮮大使が参加してるんだな。ともあれこの主催者は2003年1月に設立された「日本華人教授会議」。メンバーは700余名で代表は朱建栄だってさ。気持ちわりーな。色物のくせに気持ちわりー連中だな。


基地外反日紙が珍説「『菊と刀』だけで日本を理解できると思うな」……『環球時報』。
http://news.xinhuanet.com/world/2006-05/28/content_4610750.htm
中共政権下では日本理解の入門書として結構売れているようだけど、これって終戦直後に出た本だろ。そんな60年も前の古典を頼りに日本と日本人を理解しようという日本研究家の風潮を嘆き猛省を促すというものなんだが、『環球時報』にしてはマトモな内容だな。「日本人の思考方式や行動原理を相変わらず60年前の西洋人が書いた『菊と刀』頼りでは……」てことだけど、20年も前に折角そこら辺を主題にして中共系メディアに寄稿してやったのになー。それにしても平素は反日電波をまき散らして誤った対日観形成に大貢献している『環球時報』に言えた義理かね。


◆麻生外相、対中・対韓関係改善には楽観姿勢。
http://news.xinhuanet.com/world/2006-05/27/content_4607708.htm
「楽観している」と言ったのを共同通信が報じてそれが中国国内でごく短い記事になったのだが、これって中国国内のどこら辺に向けて出されたメッセージなのかな。


◆総額450億元のバラマキ援助、日本が南太平洋諸国に現ナマ攻撃で中共に対抗……だってさ。
http://www.wenweipo.com/news.phtml?news_id=GJ0605270007&cat=004GJ
http://news.xinhuanet.com/world/2006-05/27/content_4607172.htm
http://news.xinhuanet.com/newscenter/2006-05/27/content_4608895.htm
http://news.xinhuanet.com/world/2006-05/27/content_4607135.htm
http://news.xinhuanet.com/world/2006-05/27/content_4606978.htm
http://news.xinhuanet.com/newscenter/2006-05/27/content_4606902.htm
http://news.xinhuanet.com/world/2006-05/28/content_4610627.htm
http://hk.news.yahoo.com/060527/12/1o84i.html
大平洋・島サミットのことだろ。温家宝が年頭に現地を回って粗餐を並べたちゃぶ台がぐわらりとひっくり返されて美味しそうな料理がズラリのテーブルが運び込まれたことに中共はそりゃもうピリピリ。自分のやったことを棚に上げて金銭外交と対日批判するとは恐れ入谷の鬼子母神。もっとムカついたのはこのサミットに参加した島嶼国が揃いも揃って日本の安保理常任理事国入りを支持したことだろうな(笑)。香港紙『明報』によると今回の参加国、人口は少ないけれど14カ国=14票で全体の7%という無視できない票田。以前分担金の問題で中共は「国連は株主総会ではない」とか言ってたけど、今度は「1票の重み」で来るかな。まあ国内で普通選挙制を実施してからにしてほしいもんだ。


◆3カ月以内に3人の新司教任命の見込み。バチカンの認可?……何それ?
http://www.wenweipo.com/news.phtml?news_id=CH0605280006&cat=002CH
まだまだお楽しみは続きそうな気配。バチカン激怒しないかなー。中国の信者を煽らないかなー。


◆「日本人は中国を理解しているのに中国人は全く日本を理解せずに歴史問題で騒ぎ立てている」
http://appledaily.atnext.com/(『蘋果日報』2006/05/27)
香港の最大手紙『蘋果日報』(2006/05/27)の記事。まあ国内じゃこんなこと言えないわな。でも外交畑や社会科学院の日本研究所所長などを歴任した老幹部(すでに現役引退)・何方亦氏も同意見で、歴史問題を前面に押し立てる現在の対日外交や中共メディアの風潮にダメ出ししている。「歴史は歴史。中国人が日本に学ぶことはたくさんある」ということだけど、これって上述の『菊と刀』云々と平仄を合わせた動きなのかな。だとすれば面白いね。……ただこういう考え方の大前提として「常に中国側が主導権を握った形での外交」、つまり対等な日中関係などあり得ないという認識が底にあるんだろうと思う(もちろん歴史は中共史観)。胡錦涛が当初志向した対日外交もそうだった。ところが対等な関係構築へと大きく舵を切った日本側の変化(強腰)についていけず、反対派からも批判されて御覧の通り動脈硬化になってしまった訳だ。


●ここにも農民差別、交通事故死者への賠償額に5倍以上の開き。
http://hk.news.yahoo.com/060526/12/1o7b4.html
えーと都市住民だと最高101万元が支払われたケースがあるのに対し、農民への賠償金は過去最高額でも18.41万元。でもこれ中国経済の仕様だからねー。こういうこと積み重ねなけりゃ上海が摩天楼の都にならなかったでしょ。「三農問題」なんて言っているけど仕様です仕様。「社会主義新農村建設」プロジェクトも末端党幹部の懐を潤すだけになりそうだな。あと土地収用をめぐる農民暴動の火種とか。


◆炭鉱事故で山西省・左雲県の県長を処分。
http://news.xinhuanet.com/newscenter/2006-05/27/content_4609933.htm
http://news.xinhuanet.com/newscenter/2006-05/27/content_4609939.htm
http://news.xinhuanet.com/newscenter/2006-05/28/content_4612150.htm
ああ例の炭鉱事故まだ続いていたんだな。出水で56人が閉じ込められたまま生死不明で久々のスマッシュヒットが期待される一件。北京から国家安全生産監督管理総局の李毅中・局長が現場に出てきて督戦しているから当然の展開か。当初「被害者は5人」と大嘘報告をかました連中なども含めて19名が刑事交流中。それにしてもあれだな、これに比べると処分の速さと内容の厳しさの点で去年12月に広東省・汕尾市で警官隊が農民に突撃銃を掃射した「一二・三事件」の当局者への責任追及が大甘だったことがわかるってもんだ。「大諸侯」としての広東はいまだに健在、といったところか。


◆香港で天安門事件の名誉回復を求めるデモ。
http://hk.news.yahoo.com/060528/3/1o8jo.html
http://hk.news.yahoo.com/060528/12/1o8i6.html
http://appledaily.atnext.com/(『蘋果日報』2006/05/27)
毎年やっているけど今年の参加者は400人とも1000人ともいわれて定かではなけれどともあれ過去最低。まあ雨で大変だったということもあるでしょ。今年の6月4日は日曜日。恒例のキャンドル集会が晴れた夜空の下で行われることを願う(大気汚染がひどいので晴れていても星空になるかどうかは疑問w)。でも新聞で「天安門事件とは」なんて解説の囲み記事が出ているのをみると淋しいね。歳食ったよなー俺も。


◆終わりの始まり?優勢を誇っていたアパレル製造業の先行きに黄信号。
http://news.xinhuanet.com/world/2006-05/27/content_4607979.htm
衣類輸出の伸びが鈍化しているそうな(大幅減の品目も)。貿易摩擦で規制がかけられてコスト高になったのが一因。たぶん人件費が安くなくなったのも一因。それでインドやベトナムパキスタンなどがお株を奪う台頭を示しているとか。さあミシンしか踏めない愚民と技術といえば盗用とシール貼り(笑)しかできない中国が曲り角に立った。産業構造の転換なんて夢のまた夢だからねー。wktkですな。


◆「知的所有権の保護を」と胡錦涛が演説。
http://news.xinhuanet.com/newscenter/2006-05/27/content_4608742.htm
御託は聞き飽きた。いいからまずあの小さな香港ひとつだけでもキレイにしてみせろよ。この演説では中国企業が創造性を発揮して知的所有権を擁するようにしなければならない、とも言っているのだがパクリとシール貼りじゃあ無理でしょ。だいたい学術界の腐敗(論文盗用や代筆)からして死相を呈しているからね。


科学的発展観社会主義栄辱観関連報道(2006/05/27)
http://www.chinamil.com.cn/site1/xwpdxw/2006-05/27/content_485007.htm
http://www.chinamil.com.cn/site1/xwpdxw/2006-05/27/content_484992.htm
http://www.chinamil.com.cn/site1/xwpdxw/2006-05/27/content_485011.htm
http://theory.people.com.cn/GB/49150/49152/4409150.html
http://theory.people.com.cn/GB/49150/49152/4409151.html
軍人や児童向けの関連読本も出版されるし社会的栄辱観の歌まで作られたそうな。相変わらず無駄なことに人と時間と資源を投じているな。そうしなければやっていけないコスト高な統治システムこそ致命傷な訳だが。


◆科学的発展感・社会主義栄辱観関連報道(2006/05/28)
http://zqb.cyol.com/content/2006-05/28/content_1398421.htm
http://news.xinhuanet.com/newscenter/2006-05/28/content_4611432.htm
http://news.xinhuanet.com/newscenter/2006-05/28/content_4611569.htm